余市とは
余市とはニッカウヰスキーが始めた作ったシングルモルトウイスキーです。
サントリーの鳥井信治郎と一緒に国産本格ウイスキーの誕生に携わった竹鶴政孝が独立し、「スコットランドに似た気候風土でウイスキーを造りたい」という信念から北海道の余市という場所に蒸留所が造られました。
余市にはスコットランドに似た冷涼で湿潤な気候と雪解け水やピートが豊富に入手できる環境がそこにはありました。
本場のスコッチに負けないウイスキーを
リッチで力強いコク、香ばしい味わい。ヘビリーピートのスモーキーな風味。「本場のスコッチに負けないウイスキーを」竹鶴政孝の信念が結実した蒸留所で造られたのが、この「シングルモルト余市」です。
竹鶴がこだわり抜いた冷涼で湿潤な気候と澄んだ仕込み水、そして潮風が吹く大自然。加えて石炭でによる直火蒸留。こだわりのすべてが素晴らしい魅力となって1本のボトルに込められています。
余市のポットスチルはストレートヘッド型。ヘッドがまっすぐなため、重い成分が立ち上がりやすくヘビーで複雑な味わいになります。仕込み水は、余市川の伏流水。この雪解け水はミネラル分が非常に少ない超軟水。
そしてバーボン樽、シェリー樽、新樽を駆使した、熟成年数の長短を感じさせない選び抜かれたモルトの魅力。匠たちの技の切れ味には感動を覚える1本です。
余市の特徴チャート
香りはフルーティーでリッチ。メンソール、オールスパイス、クリーム。奥に微かなスモーク香。
味わいはスパイシーでコクがあり加水することで潮の香りとピートを感じられます。そして力強い樽香。総合的に力強い風味、やわらかいピートとスパイス、ハーブの風味が爽やかです。
やはり、ブラックニッカとはひと味違ったシングルモルトのウイスキー。ピートの感覚はスコッチを彷彿とさせる本格派です。
ジャパニーズウイスキーはハイボールにしてもバランスが崩れず飲みやすくなるので、余市のスモーキーハイボール味わってみてはいかがでしょうか。